今日のひとこと

手に入れること、手入れをすること

いろいろなニュースが耳に入る中で、
「手に入れる」ことが大きな幸せにつながるという思想が根に流れているのかな?と感じることがあります。
かんたんに、たくさん手に入る分、手入れは忘れられがちなのではないかしら?と。
(自分への自戒もこめて)

手に入れる、手入れをする、
言葉はとても似ているけど全然違うな、とふと気づきました。
その違いは、エネルギーの使い方とその期間、でしょうか。

手に入れることは、「手に入る瞬間」という点。細かく分かれた多面体の一面もイメージできるかも。
「手に入る」瞬間はいつもその1回かぎり。同じことをしても、その次に手に入るのはまたちょっと違う、あたらしいもの。
その一点を目指すそのスピードはゆっくりでも一気に駆け上がることもどちらもとれるけど、区切りがある分、エネルギーの凝集度は高い。
手に入れたいと感じたところからはじまっています。

一方で、手入れをすることは、「対象ある限りずっと続く」線。球体みたいなイメージでもあります。
一度では終わらないし、この1回が次につながったり影響したりしていく。良くも悪くも。
それが楽しい時もあり、つらい時もある。
エネルギーが途中で絶えないよう、バランスを崩して使い切ってしまわないよう、配分も俯瞰もだいじです。
手入れをする対象をちょっとおちついてみる時間からお手入れは始まります。
この素材なんだ?とか、この素材に合うお手入れ方法なんだ?とか、道具は何が合うか?とかですね。


人の価値観はそれぞれで、絶対推奨ではないですが、自分はどっち寄りかしら?と自問してみてください。
きっとその時のタイミングで変わることでもあるんじゃないかと思います。

手に入れることに価値を感じ、常に新しい何かを得続けていきたいのか、今手にあるものを手入れをしていくことを大事としたいのか?
そもそも、自分の手が一度につかめる大きさは?腕いっぱいに持てる量はどのくらい?
などなど。

何かを選ぶとき、ちょっとつまづいたとき、さいしょの道案内になってくれるかもしれません。