今日のひとこと

ちょっとまじめな話

ちょっとまじめなはなしです。

最近あった方のお話

心が揺れる時間だった。
他の人は自分に起こったことを自分の言葉で説明できるのに、自分は(病気について)わからない。どうして自分はこうなったのか?思っていた未来とは全然違うものが突然やってきて、後戻りをする選択肢もなく進むだけ。病院って医者って看護師ってなんなの?

『何が起きたのか…?』という気持ちが心に頭と心に届く間もない。パッケージプランのような治療について、読めない文字で書かれた手書きの書類で説明される。治療の場には、仕事はできるかもしれないけど怖い看護師。顔ではなくモニターばかり見る診療。相談センターから返ってくるのは『そういうの、ここにはないんですよねー』という言葉だけ。

根っこにあるのは、自分の意思で決めたと思えないこととスピードに対しての疑問、長い尾を引く黒くもやもやしたもの。これ以上傷つかないように、壁を高くして臨戦態勢で、がんばっていたようです。
反面、どうしてこうなったの?私が悪かったの?病院ってなんなの?!という冷静にみえて泣きそうな問いに答えられることもなく。省庁や病院に掲げられる文言と現実の差に、怒りというより切なさが勝る。

「わたしという個人を見てよ!知ろうとしてよ!」という泣き叫びにも聞こえる。
言葉を返しつつ、まずはその思い、承った!と心の中でも返事をする。

私が聞けることも一緒に過ごす時間もまた、その人のほんの一部でしかないということを心にとめつつ、待つ。
そういう時間だった。

刺さるものがある。